なぜみな、花火大会が好きなのだろう
2011年の東京近郊の花火大会の予定、日程。
2024/ 11/22
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2007/ 05/14
なぜみな、花火大会が好きなのだろう
人は何故みな、花火大会が好きなのだろう。
大人も子供も。
男も女も。
ひょっとしたら、花火の火薬のにおい。
あれにヒントがあるんじゃないかと、思っている。
お盆の頃の、夏の夜風。
風鈴の音色。
涼しげな浴衣。
家族で行った夏の縁日。
皆でスイカを食べた思い出。
友達と行った、カブト虫取り。
親戚みんなでした花火。
町内会のはっぴを着て参加した盆踊り大会。
枕元で、やさしくうちわをあおいでくれた親の愛情。
そんな思い出が、香取線香にも似たあの花火のにおいをきっかけにして、思い起こされる。
あの頃のかぐわしき匂いを、あの頃と同じ空気感を伴いながら、リアルに再現してくれる。
夏の暑い日に、早めにお風呂に入ってさっぱりした、あの時の清涼感を思い起こさせてくれる。
そこには、やさしいおじいちゃんがいた。
おばあちゃんもいた。
友達もいた。
みながニコニコしていた。
純粋でまっすぐな世界が広がっていた。
そして冒険もあった。
挑戦もあった。
希望もあった。
夢もあった。
だから大人は、花火の向こうに過ぎ去りし、過去の風景を重ね見ている。
子供は、花火の向こうに未来の希望を見ている。
だから花火は、ごくシンプルなものでも良い。
導火線にさえ、なってくれるのなら。
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